急性硬膜下血腫の原因の頭部打撲を隠蔽【未解決事件簿8】

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 問題点5:急性硬膜下血腫の原因について〜頭部打撲の説明なし
 

前回は、父が危篤状態に陥った際に、そこから父を救う様々な対処法・治療法があったにもかかわらず、 医師らは「残された治療法がなく、今晩か明日、お亡くなりになる可能性が高い」と嘘の説明をして、 僕たち家族に父を看取らせようとしたことを、医師らは「説明不足」という表現を使って、 問題の本質を見えにくくしようとしたという話をしました。

しかし、それは「単なる説明不足」ではなく、故意に説明しないことにより、患者が本来受けられたであろう 治療が受けられなかったことになり、刑法上、「隠蔽を目的とした殺人罪」に 該当するということを説明しました。

医師らの「看取ってほしい」という言葉に僕たち家族が従わなかったことで、 医師らは「このまま放置して看取らせる」という方針から、特にO医師を中心として 積極的治療を行う方針に急遽変更となり、「心嚢穿刺術」、「抗生剤変更」を行ったわけですが、 「時すでに遅し」で、その後、鎮静薬を終了し、人工呼吸器から離脱しても、 父の意識は戻りませんでした。

最後、9月11日に父の元に行くと、それまでと呼吸状態が変化しており、 「これはよくないことが起こりつつある」と直感した僕は、既に帰宅してしまったという主治医のI医師を 電話で呼び出し、対応をお願いすることにしました。

翌9月12日に父は精査目的のCT中に心肺停止となり死亡しました。 その頭部CTで急性硬膜下血腫、脳出血が認められ、それが死因となりました。 今回は5つの問題点の最後、その急性硬膜下血腫の原因について、 9月11日、12日の経緯を振り返りながら、考えたいと思います。

 死亡前夜:喘ぎ呼吸放置、「心タンポナーデ見落とし」I医師への追及を決行
 

9月11日(土):I医師への追及を開始・決行(録音記録あり)

この日の夜7時頃、いつものように病室に行くと、父は眼球を上転させて首を震わせて、音を立てて苦しそうな喘ぎ呼吸をしていました。 僕はその場にいる看護師を呼び、「いくら何でもこれはまずいでしょう」と言いました。 「先生に報告しますか?」と看護師から聞かれました。「当たり前でしょう。こんなに苦しそうにしている患者を 放置していいわけがないでしょう」と僕は怒りで震える声を抑えながら言いました。

看護師はナースステーションに入り、電話でI医師を呼び出しているようでした。 オンコール医師が対応することになっているからということで、I医師は来院を渋っていたようですが、 そのオンコール医にかけたところ、「主治医に対応を任せます」とのことで、再度、I医師にかけ直しとなりました。 僕はその場で看護師に「ちょっと私に代わってもらえますか?」と言い、受話器を取りました。

「今、病室に来たところですけど、父があまりに苦しそうで・・・このままじゃあまりにもかわいそうすぎるので、 何とかしてもらえませんかね。」と僕は強く低い声で言いました。 「まあ、酸素は100%ですしね。決して苦しくてああいう呼吸になっているわけではないと思うから、 様子を見てもいいと思うんですけどね。」とI医師は平然と言いました。 「苦しくないと言い切れるんですか?その根拠は何ですか?少なくともこの状態を放置して帰るのはあんまりじゃないですか。 お願いですから、何とかなりませんかね。」と僕は対応をお願いしました。 「実は少し遠いところにいて、病院まで2時間かかるんですけど、それでよければ向かいます」とI医師は言いました。 おそらくそのように言えば、「2時間も待てないから、明日でいいです」という返答になると期待していたのだと思いますが、 僕は何とかしてほしいという思いで「それなら待ちますので、対応をお願いします」と言って、電話を切りました。

この時点で僕たちは「心タンポナーデ見落とし」についてI医師に追及することに決めました。 I医師が到着すると、僕たちはICレコーダーで録音を開始しました。

この後は録音記録があります。

主治医のI医師が到着すると、僕は怒りを抑えて「わざわざお休みのところ、来ていただいてありがとうございました」と 一応はお礼を言いました。「いえいえ、でもこの呼吸ね〜、ずっとこうなんですよ。 でも酸素も100%、100点です。決して苦しいからこうなっているわけではない。」とI医師は言いました。 「でも見た目が・・・」と僕たち家族は言いました。「見た目がね〜。苦しそうに見えてしまう。 それは仕方がないところだと思うんですよ。鎮静をかければいいのかもしれないけど、今は鎮静を切って、 意識が回復していくのを見ているところだから、少し様子を見て行く方がいいんじゃないかとね〜」と言っていました。 僕は大いに不満でしたが、I医師には何を言っても響かないようだったため、ここで断念しました。 「それなら、その判断は先生にお任せします」とこの件については僕たちは引き下がりました。

父親はこれ以上、意識が回復することはない、遅かれ早かれここで亡くなることを僕たちは確信していました。 前日と比べると明らかに悪化しており、父はもう長いことはない、早ければ今晩、明日にも心肺停止する可能性が あるのではないかとも思っていました。 そうなった以上、もう恐れることは何もありません。 僕たちはこの場で、例の「心タンポナーデの見落とし」の疑いをI医師を追及することにしました。

「これは僕たちの疑問なんですけど、最初のPCIは成功したんですよね。でもその後、血圧が低下して頻脈が進行して、 最終的には危篤状態に陥って、「残された治療法はない。今日か明日」という説明がありましたよね。 でもその夜、心タンポナーデであることが分かって心嚢穿刺をしたら、血圧も頻脈も改善したという経過から考えると、 父の病状が悪くなった原因は心タンポナーデだったわけですよね。 危篤状態に陥った時点で「残された治療法がない」という説明は実は間違いで、「心嚢穿刺」という治療があったわけですよね。 ということは心タンポナーデを見落としたということですよね。」と僕たちはI医師に質問しました。

見落としてはいなかったんですよ。現に、8月27日の昼過ぎの時点でエコーも当てて心嚢水が増量していることも確認している。 でもその時点では安全に刺せる(心嚢穿刺できる)まで心嚢水が貯まっていなかったんですよ。 だからこの時点では何もできなかった。だからそのような説明になったんですよ」とI医師は言いました。

CCUの奥の面談室でカルテを開いて、スクリーンにカルテを映してその部分を示しました。 確かに8月27日の昼の時点で、カルテにはそのような記録は記載されていました。

「そんなの、後からいくらでも書き加えられるんでしょうけど」と僕たちは言い、 「それじゃあ、何故そのことをその時点で説明してくれなかったんですか? 「残された手段がない」と言うと、本当にないと思ってしまうじゃないですか。 「心嚢水が貯まっていて、それが血圧低下、頻脈の原因になっている。まだ安全に穿刺できるほど貯まっていないが、 貯まってきたら、いよいよというときは心嚢穿刺を行いたい」と説明して、その場でその同意を取ることだって できたのではないですか?」と僕たちは質問しました。

「まあ、その時点ではそういう判断にはならなかった。心嚢液は貯まってはいたけれども、 そこまでではなかった。」とI医師は言いました。

「でも、そのことをその時点で知っていたら、当然、僕たちにも説明してくれていましたよね。 だから心嚢水貯留、心タンポナーデについてその時点で説明しなかったというのは見落としていたからだというのは 明らかです。「心タンポナーデ」というこんな大事なことを知っていたのに僕たちに説明しなかった、 そんなことがあるわけないじゃないですか」 と僕たちは食い下がりました。

このように、僕たちは「心タンポナーデ」の見落としを確信し、それをI医師に認めさせようと必死でした。 しかしI医師は「その時点では穿刺できるほど貯まっていなかったから、説明する必要がないと思った。 夜半過ぎになってさらに増量したので、穿刺するなら今しかないということで心嚢穿刺した」 という理屈の通らない説明に終始していました。

この時の僕たちはこの現象が「心タンポナーデの見落とし」に見えたのですが、実はそうではなく、 医師らの魂胆はもっと悪質なもので、 父が危篤状態に陥った際に本当は心嚢穿刺術という治療法があったにもかかわらず「残された治療法がない」と嘘の説明をして、 僕たち家族を諦めさせ、 父を看取らせようとしたが、僕たち家族がそれに従わなかったため、急遽方針変更となり、 救命のための心嚢穿刺術を行った、というのが真相であることが後に分かりました。

I医師を追及すること約2時間、午後11時になっていました。おそらくI医師も疲弊していたと思います。 I医師は「このまま毎晩、この家族に追及されていたら、もう持ちこたえられそうにない」と考えていた可能性があります。

僕たちは「この点については先生の説明には納得できていませんので、また改めて質問させて下さい」と言って 病院を後にしました。

帰宅後、就寝前、僕の部屋の中で、通常では考えられない奇怪な現象が起こっていました。 父が僕に助けを求めているような妙な胸騒ぎを感じましたが、単なる偶然かとも思い、そのまま寝てしまいました。 このことについては、本筋から外れますので、この連載が書き終わり、余力があれば改めて取り上げたいと思います。

 父死亡(急性硬膜下血腫)、「心タンポナーデ見落とし」追及、「司法解剖」へ
 

9月12日(日)・急変・死亡(録音記録あり)

この日の朝9時頃だったか、病院から連絡がありました。 「貧血が進行していて容態が悪化しています。至急、病院に来てください」とのことでした。 この日は日曜日で家族が揃っていたこともあり、母と弟と僕の3人で病院に向かいました。

僕たち家族は前日の追及の続きをしようと思っていたため、駐車場から病院の入口に入る前に ICレコーダーの録音ボタンを押しました。これは結果的に大正解でした。

待合室まで来ると、病棟が騒然としており、「貧血の出血源検索目的にCT撮影をしていたところ、 その途中で心肺停止となりました」との説明がありました。

I医師は奥の面談室に僕たち3人を呼び、説明を始めました。 「今朝、採血したら貧血が進行していまして、その原因を調べる目的で全身CTを撮っていたところ、 その途中で心肺停止となりました。今、気管挿管して人工換気と心臓マッサージを行っています。」とのことでした。

「心肺停止のリスクがあるのに、CTを撮影したのですか。CT中の心肺停止というのは問題ですよ」と 僕はI医師に詰め寄りました。「仕方ない。必要な検査であったわけですよ。 それでこれがその画像所見ですけど、頭の中で出血を起こしてしまっている。 血小板が3万(/μl)まで下がって、出血傾向が相当ひどい。 脳外科にも相談しましたけど、外科的治療の適応はないということで様子を見る方針となりました。 今までよく頑張ってくれましたし、 今も頑張っていますけど、もう救命は難しいでしょう。見に行きますか?」と僕たちを蘇生現場に誘いました。

僕たちはその場で、例の「心タンポナーデの見落とし」について、I医師に再度質問しました。

I医師は「8月27日の昼の時点では、刺せる(心嚢穿刺できる)ほどには貯まっていなかった。 だからあのような説明(残された手段はない)という説明になった。決して見落としていたわけではない。 その夜半過ぎになって急激に貯まってきていたため、刺すなら今しかないということで、 心嚢穿刺を行った」という説明内容を一切変えませんでした。

途中から、I医師の上司のU医師が現れ、「蘇生処置を行っていますが、蘇生できていません」と 僕たち家族に報告に来ました。U医師と対面するのは、父が危篤状態に陥った8月27日の面談以来です。 僕たち家族はU医師にも同じことを質問しましたが、I医師と同じ内容の説明を繰り返すのみでした。 母がU医師に対して「何か隠してますよね」と尋ねたところ、U医師は「そういったことは全くないです」と答えました。 「血圧が60となった、8月27日の時点で、心タンポナーデということについては一言も説明がなかったですよ」 と僕たちが言うと、「言ってないです。それは覚えております」とU医師は返答していました。 「何故、その時、心タンポナーデになっていることや心嚢穿刺術という治療法があることを説明してくれなかったんですか?」 と質問しましたが、やはり「その時点では安全に心嚢穿刺できるほど心嚢水が貯まっていなかったためです」と 同じような説明のみでした。

「安全管理部門のリスクマネージャーを呼んで参ります」とのことで、U医師は一旦退室し、 しばらくしてリスクマネージャーS氏が面談室に入りました。 「病院内部の者ですので、完全な第三者というわけではありませんが、 ご家族の皆様がどういった点に不満を感じているのか、お話しいただければと思います」とのことでした。 僕たちは上記の経過から、医師たちが「心タンポナーデの見落とし」としか考えられないという点を強調しました。 リスクマネージャーのS氏は僕たち家族の話を聞くだけで、特に大きな反応を示しませんでした。

その後、待合室で待っていると、「この後、循環器内科部長も来院しますので、しばらくお待ち下さい」と 声をかけられました。

しばらくして、循環器内科部長T医師も来院し、病状説明をしました。
(病状説明記録用紙あり)

「この度はどうも。心筋梗塞を救命できなくて」という言葉で始まりました。 説明内容は以下の通りです。

「まず下垂体機能低下症という病気がありました。 それから糖尿病という病気がありました。今回、非常に広範囲の重症な心筋梗塞になり、 最初のPCI(経皮的冠動脈形成術)を行い、血流は再開通しました。 しかし心臓の3本の冠動脈のうち、最も重要な左前下行枝が根元から詰まってしまっていたため、 元々の心筋梗塞が重症で、心臓のポンプ機能がものすごく低下してしまいました。EF 30%とものすごい低心機能になり、 循環が保てず血圧が維持できなくなりました。その過程で肝機能や腎機能が悪化し、感染を起こし 血小板減少、DIC(播種性血管内凝固)となり、 それが原因で頭蓋内に急性硬膜下血腫を来たし、亡くなられた」というのが、T医師の説明内容でした。 その説明内容を、病状説明用紙に記載してありました。

医師らは急性硬膜下血腫の原因となった頭部打撲については一切触れませんでした。

T医師の記載した病状説明用紙を読むと、父の持病である汎下垂体機能低下症と糖尿病が重症で、 そこに重症の心筋梗塞が重なったため、持ちこたえられなかった、としか思えない内容であったため、 僕たち家族は追加記載を求めました。

「そうではなくて、8月27日の時点で昇圧剤を限度いっぱいまで投与していたが血圧が維持できていなかったこと、 その時点で「残された治療法がない」と説明したこと、その日の夜間、 心タンポナーデであることが分かって、心嚢穿刺をして血圧が回復した、 しかし鎮静薬を切っても意識が回復しなかったという ことの方が、経過上、はるかに重要なことなので、そのこともきちんと書いてください」と強く求めました。

I医師、U医師、T医師に共通していたのは、僕たち家族への誠意に欠けており、 誰一人好感が持てる真面目そうな医師はいなかったということでした。 その中で唯一、誠実そうに見えたのは、O医師という女医でした。 僕たち家族から見て、循環器内科でこの先生だけが浮いているように見えました。

僕たち家族は、I医師、U医師、T医師それぞれに対して、「心タンポナーデを見落としたのは間違いないのだから、 先生たちはそれを認めて下さい」という内容のことを、色々表現を変えて主張していました。 しかし3人とも一貫して「見落とし」を否定していました。

その後、最終的に父の死亡確認に立ち会いました。
胸部は窪み、体は膨張し死斑も出現していて、それはこの世のものとは思えないおぞましい変死体でした。
僕は「これはひどい・・・」と絶句しました。 弟はその場で泣き出し、「お前ら、医者なんかやめちまえ!」と叫びました。

その後、T医師は「実は死因がよく分からないので、是非とも解剖させていただいて、死因をはっきりさせたい」と 僕たち家族3人に解剖の同意を求めてきました。「それは病理解剖ですか?」と僕が尋ねると「そうです」とのことでした。

解剖というのは患者の遺体を切り刻むことになるので、遺族が同意しないことも多いですし、遺族が同意をするのは、 医師と患者家族の関係性が非常に良好な場合か、亡くなった患者がそれを強く希望していた場合に限られます。 僕たちの場合は当然のことながら、そのいずれでもなく、むしろ医師と僕たち患者家族の関係性はこれ以上ないほど最悪でした。 この状況で医師が「解剖」の同意を求めても、同意など取れるはずがないのは分かり切ったことです。 しかし医師はその可能性に「一縷の望み」を託していたのだと、後になって分かりました。 このまま遺体が僕たちの元に戻ってしまうと、「変死体」として警察に届け出られる可能性があると考え、 医師らは父の遺体を僕たち家族に引き渡したくなかったのだろうと僕たちは考えました。

次の瞬間、僕の口から「司法解剖とか・・・」という言葉が出ていました。 その瞬間、T医師の顔がこわばり、全身に震えが走ったように見えました。 「先生たちの説明内容と実際の経過が全く合っていませんし、色々な疑いがありますので、 事実をはっきりさせるために、司法解剖に回してほしいと思っています」と僕たちは求めました。

T医師は「それはどうすればいいでしょうか」とその場にいた医療安全管理部門のリスクマネージャーS氏に尋ねました。
「それは警察の介入が必要になります。もしよろしければ、私たちの方で警察を呼びますか」とリスクマネージャーS氏は言っていました。 僕たちは「それでは、是非お願いします」と病院側にお願いしました。 後から考えれば、これがいけなかったのだと思いました。僕たち自身で警察を呼んでいれば、この後の展開は 全く違ったものになっていただろうに、と惜しまれます。

というのは、病院側が呼んだという「〇〇警察の刑事課長」を名乗る「警察官」が怪しい人物だったからです (これは「後から考えれば」ということで、この時点では少しの疑いも持っていませんでした)。

しばらくして、警察の制服を着た一団がやってきました。その中の1人、小柄で小太りの眼鏡をかけた中年男性が 相談室に入ってきて、「〇〇警察で刑事課長をやっている、〇〇です。どうも」と ズーズー弁のかなりの茨城弁で名乗りました。

「そうすると、ご家族様はどういった点が問題と・・・」とこの「警察官」は尋ねてきました。 僕たちは医師らの説明内容と実際の経過が全く合わないことを、説明しました。 「説明不足の可能性が高いのかな」とこの「警察官」は医師らと同じことを言いました。 これも後から考えれば、医師らと示し合わせていたとしか考えられないことでした。 「いや説明不足ではなくて、見落としです。心タンポナーデの見落としです」と僕たちは強く主張しました。

「まあ我々は医療に関してはド素人で、そういった細かいことを言われても困ります。 まあ、お父様がここで亡くなられたことに対しては我々も本当に、お悔やみ申し上げます。 ただ我々は病院側に立つわけにもいかない、あなたら側に立つわけにもいかない、あくまでも第三者、平等な目で 見るしかない」とその「警察官」は僕たち家族を突き放しました。

「色々説明されても我々にはよく分からない。いずれにしても「司法解剖」という方法しかないですね。 ただこれも病死という結果になってしまうような気がしますけどね。 それに司法解剖は裁判所の令状がなければできないことになります。だから、あなたら方の希望通りにはならない 可能性もあります。まず我々の方で検視を行い、判断を仰ぎます」とのことでした。

その間、他の「警察官」に状況を説明し、それをもとにその「警察官」は僕たちの主張を記録し、 被害届のようなものを作成していました。

しばらくして、先ほどの「刑事課長」を名乗る「警察官」が戻ってきて、「司法解剖になります」と僕たち家族に 告げました。「ただ今日はもう遅いので明日は無理です。明後日、9月14日に〇〇大学で行われます」と 説明がありました。

最後、病院裏の搬入口まで来て、そこで父の遺体がワゴン車の前まで運ばれていました。 警察に遺体が運ばれるまで見届けるつもりで、僕たち家族3人はそこに立っていました。 すると、先ほどの「警察官」が僕たちの前にやってきて、「申し訳ありませんが、ここは、ご家族はご勘弁ください」と両腕を広げて立ちはだかり、 僕たちを退席させました。

この後、起こったであろう出来事を考えると、僕たちはそれに逆らってその場に居座るべきでしたが、 既に深夜になりかかっていて、疲れていたこともあり、その場を後にして病院を出ました。

病院から父の遺体を見送るのに、僕たち家族3人を先に退席させたのは何か変だ、と後になって考えるようになりました。 「あの時、T先生はあの警察官と馴れ合いのように見えた」と弟は言っていました。

9月15日、父のお通夜の日、「あの警察官、買収されているのかな?」と僕は出まかせで母と弟に言うと、 「まさか〜〜〜」という反応でしたが、2人とも「やっぱりそうかもしれない」という考えに変わってきました。

これも「後から考えれば」ということになってしまいますが、あの「警察官」は体格も小さかったですし、 威厳もなく、本当の警察官とはとても思えませんでした。 本当の警察官であれば、被害者の味方になってくれたはずですし、僕たちの話をもっと親身に聞いてくれたはずです。 しかしあの「警察官」は「あくまでも冷静な第三者ですから」として病院医師たちの側につき、 僕たち家族を突き放しました。 後から考えると、あの「警察官」は、病院側の何者かによる成りすましと考えて間違いない状況でした。

警察に連絡・通報するという手続きを病院側に任せたのがいけなかったと先ほど僕が話したのはそういうことです。 実際に病院の職員が警察に電話するところを僕たち家族が見たわけではないですし、その間、 病院側が裏でどのようなことをしていたのかを僕たち家族3人は誰も知らなかったからです。 ここは病院に任せず「いえ、僕たちで連絡します」と言って、110番コールすべきでした。 医師らやリスクマネージャーに完全に騙されてしまいました。

 急性硬膜下血腫の本当の原因
 

ここでは父が死亡した9月12日の頭部CTで認められた「急性硬膜下血腫」、「脳出血」の原因を、5つの問題点の最後のテーマ として取り上げたいと思います。

これについて、医師らは「血小板低下、DIC(播種性血管内凝固)による出血傾向」が原因と説明し、 頭部打撲の存在については一切、説明がありませんでした。

一方、「証拠保全」手続きで入手した医療記録から、この日の採血データを抽出すると以下の通りです。

「WBC 2550/μl, Hb 8.2 g/dl, PLT(血小板) 3.6万/μl, PT-INR 1.3, APTT 35.1 sec, CRP 23.44 mg/dl, CK 23325 IU/l」

医師であれば常識ですが、このデータからは体内に自然に出血するほどの出血傾向はないと判断できます。 血小板 3.6万/μlというのは低いですが、頭蓋内に自然に出血を来たすほどではありません。 また凝固に関しても、PT-INR 1.3(標準は1.0)、APTT(出血時間) 35.1 sec(正常は32 sec以下) というのは、ごく軽度の延長のみです。PT-INRに関しては、抗凝固薬であるワーファリン内服中の心房細動の患者であれば、 PT-INR 2.0前後であることが多いですし、APTTに関しては、ヘパリンを使用する場合、50〜60 secを目標にすることが多く、 これらで頭蓋内出血を起こすことは通常ありません。

つまり、急性硬膜下血腫の原因として、出血傾向だけで説明するのは医学的には正しくないということです。 頭部外傷があったのであれば、それが急性硬膜下血腫の直接の原因と考えられるということです。 もっと言ってしまうと、頭部外傷があったとしか考えられないということです。

ただ当時の僕は、まさか医師が患者の頭を鈍器のようなもので殴ることなど、疑いもしていませんでしたので、 その可能性については、頭から完全に抜け落ちていました。 「急性硬膜下血腫の原因はDICによる出血傾向」と医師が言うのだから、そうなのだろう、 まさか頭を殴るなんて考えられないし、と安易に考えていました。 本当は「この医師なら、そういうこともやりかねない」と考えるべきで、認識が甘かったと後に後悔することとなりました。

特に犯行が行われた前日の9月11日は、主治医のI医師を電話で呼び出し、「心タンポナーデの見落とし」について 厳しく追及した日でした。I医師は平然としていましたが、僕たち家族が帰った後、 逆上して、あらぬ行動を起こした可能性もないとは言い切れない、そういう信用に値しない人物でした。 PCIで大事故を起こしておきながら、その後、他の医師と平然と談笑し、 僕たち家族には事故の事実を隠蔽して嘘の説明を繰り返して、看取らせようとする、 というならず者医師だったということを考えると、この人物は何をしでかしても不思議ではありませんでした。

「それも司法解剖で分かることだから、この後の展開に期待したい」と皆さんはお考えになると思います。 しかし・・・そうなっていたとしたら、この事件はとっくに解決し、I医師は今頃はとっくに塀の中だったはずで、 X病院は報道機関による報道の嵐によりとっくに消滅していたはずですが、 実際はそうなっておらず、僕がこうしてこのサイトを立ち上げて告発を試みているくらいですから、 上手く行かなかったということです。

何故、これが上手く行っていないのか。それは次を読み進めていただければ分かります。

次は、父の遺体の「司法解剖」が行われた9月14日に起こった出来事を中心にお話ししたいと思います。

病院側の悪質な隠蔽工作に度肝を抜かれ、気絶する人が続出すること間違いなし、 と言えるほどの大事件です。

次は、病院医師が死体検案書捏造、司法解剖が行われたと見せかけて病死として処理【未解決事件簿9】へ。

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